2017年3月4日土曜日

函館にて①(2017年2月)

110年前、1907(明治40)年五月に石川啄木は生まれ故郷の渋民をあとにし、函館に渡った。8月25日の函館大火で職を失い、止む無く札幌に向かった啄木が函館に居住したのは僅か四か月だったが、啄木にとって人生で最も充実した一時であったと言われる。しばらく短歌を離れ、詩に専念していた啄木が再び短歌に関心を覚え、作歌を始めたのもこの土地である。


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